投資信託【選び方】
前回までで、株式投資が資産運用の王道で、インデックスファンドを活用した長期投資についての記事を書いてきました。
今回は、実際にインデックスファンド(投資信託)の選び方についての記事を書きます。
基本的には、「つみたてNISA」に選定されている投資信託(ファンド)を選べば、大きな失敗はないと思います。
つみたてNISAなどの税制優遇制度についての記事は後日書く予定ですが、簡単に言うと、つみたてNISAの対象ファンドは、金融庁の厳しい基準を満たしたファンドとなっているので、つみたてNISAに選定されているファンドから選びましょうということです。
一般社団法人投資信託協会によると、R3/1時点で5,982本の公募投資信託(証券会社や銀行等で一般向けに販売されている投資信託)があります。
このうちつみたてNISAに選定されているのは、わずか167本(金融庁HP、2020年12月23日更新時点)しかないのです。2.7%ほどです。
金融庁が、低コスト(購入手数料がゼロで、保有コスト(信託報酬)が低い)のものに限定して、選定した結果167本しか残らなかったのです。
実際のところ、日本で販売されているほとんどの投資信託は、金融機関や証券会社が儲かる商品主体で、長期投資に適さないダメな商品なんです。
①信託報酬の低いものを選ぼう
⇒インデックスファンドなら、0.2%くらいのものを目安にしましょう。
②純資産の多いファンドを選ぼう
⇒100億円以上のファンドを選ぼう。 純資産とは、荒く言うと、集まっている資金量
です。たくさん資金が集まっているファンドは健全な運用が可能です。
純資産が少ないと、いつ繰上償還(ファンドが解散)するかわかりません。繰上償還
してしまったら、損失がでているタイミングでも損失が確定してしまいます。
純資産が100億円以上あって、増加傾向にあるファンドがいいと思います。
次回は、投資対象について書きたいと思います。