株式投資とは
株式投資とは
業績が伸びるであろう企業、応援したい企業の株式を取得して、値上がり益、配当金、株主優待などを得る投資方法です。株式投資で得られる3つのものを簡単に紹介します。
①キャピタルゲイン(値上がり益)
保有する資産を売却することで得られる収益のことをキャピタルゲインといいます。
株式投資では、株式の売却価格と取得価格の差益のことです。
このキャピタルゲインこそが株式投資の収益の根幹です。
資産を保有中に得られる収益のことをインカムゲインといいます。
株式投資では配当金がインカムゲインであり、資産を保有し続けることで、継続的な収入を期待することができます。
配当を再び株式購入にあてる再投資を行うことで、資産形成のスピードが高まります。
③株主優待
株主優待とは、株式を一定期間保有している株主に対し、「企業の自社製品やサービス」などを提供するものです。
株主優待は各社によって異なり、クオカード等の金券、自社のサービスの提供、お米などの現物支給など各社様々です。
個人的な意見ですが、株主優待は、おまけ程度に考えておくのがいいと思います。
仮に日本株の個別株投資となると、上場企業数は約3,800社あり、この中から銘柄を選ぶこととなりますが、一部の超人を除いて、今後株価の上がる(上がり続ける)銘柄を見極めるのは容易ではありません。
私の勤務する銀行でも、運用専門部隊と話をすることもありますが、はっきり言って、プロでも失敗することも多々あります。
個別銘柄投資は、プロでも難しいのに、投資を本業としないわれわれ一般人が''勝ち続けること’’は不可能に近いと思っています。
ということで、当ブログでは、個別銘柄投資を推奨していません。
次回は、投資信託について語りたいと思います。
資産運用の王道とは
資産運用について皆さんどのようなイメージを持たれていますか?
損をするから怖いもの。なんかよくわからない。こんなイメージを抱いているかもしれません。
ギャンブルではない’’王道の資産運用’’をしっかりと理解しさえすれば、投資は決して怖いものではありません。
もちろん、損をすることもありますが、''長期投資’’であれば、かなり高い確率で利益を出すことができることを歴史が証明しています。
私が考える「王道の資産運用」とは株式投資です。
上図は、アメリカのジェレミー・シーゲル教授がアメリカ200年の歴史(1802年~2011年)において、各商品の運用成績を1枚の地図にしたものです。
この図を見たときに、現金主体で保有することがいかにリスクなのか、おわかりいただると思います。
1802年の1ドルが2011年には、0.05ドルとなっていることに対し、1802年にアメリカの株式市場に1ドル投資した場合、2011年には93万ドルにまで上昇しています。
現在はご存知の通り、アメリカの株価は史上最高値を更新し続けているので、2021年現在はもっと価値が上昇しています。
もちろん、上図は過去の数値なので、これから先も、未来永劫上昇し続ける保証はどこにもありません。特に最近10年ほどは、株式のパフォーマンスが高すぎるので、長期間の調整(長期停滞期)がある可能性もあります。
ただ、事実として、過去の歴史上、リーマンショックなどの暴落があっても、長い目で見れば株式市場は右肩上がりで成長を続けています。
世界的な人口増加や技術革新によって世界経済は年々成長しています。
世界のGDPが成長し続けていることからも、今後も数十年と成長が続く可能性が高いでしょう。
長期(20年以上)保有が可能であれば、一時的な暴落や数年の低迷があったとしても間
違いなく、株式投資こそが「資産運用の王道」だと私は考えます。
また、できるだけ早く始めることが、資産形成につながります。
老後資金確保などの具体的な目標がある方は、ぜひ王道の資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。