【新興国株式】筆者が選ぶおすすめ商品
今回は、筆者が選ぶおすすめの新興国株式を紹介したいと思います。
これまでご紹介した全世界株式、先進国株式、全米株式に引き続き、今回も私が働く銀行で取り扱う商品はございません涙。
新興国とは、経済が発展途上にある国や地域のことです。インフラ(電気ガス、水道、道路、鉄道等)も完全には未整備で、今後の経済発展が期待できます。
経済発展とともに株価や通貨が上昇し、将来先進国となる国に投資することができれば、様々なメリットがあります。
一方で、新興国は先進国と比較して、政治や社会、経済情勢が不安定で、突発的な事件・イベントが発生し株価に重大な影響を与えるリスクが相対的に大きいといえます。例えば、クーデター、反政府運動、内戦、急激なインフレ、外貨準備の減少、高い失業率による社会不安などを挙げることができます。
コア資産にするには、リスクが高いと言わざるを得ませんが、それでも今後の成長を期待し、投資する価値は十分にあると個人的には考えています。
では、おすすめ3選のご紹介です。
◆新興国株式
①eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | eMAXIS
②<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド
③SBI・新興国株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(新興国株式))
①のeMAXIS Slim の新興国株式の投資割合最多がケイマン諸島となっていますが、租税回避を主な目的として、登記上はケイマン籍である企業やケイマン籍ファンドも多く、そのような企業・ファンドに投資信託が投資している場合、レポートなどに投資国として「ケイマン」が記載されることがあります。
さて、上記のどれも素晴らしいファンドです(③のニッセイ新興国株式の純資産額は少ないことは気になりますが)。
その上で、どれか一つを選ぶとすれば、①のeMAXIS Slim新興国インデックスファンドでしょう。理由は、新興国クラスのインデックスファンドでは圧倒的な純資産額を誇っていることに加え、「eMAXIS Slimシリーズ」は、業界最低水準の運用コストを目指し続けることがコンセプトなので、今後さらに引き下げられる可能性があるからです。
(現状、③のSBI新興国に負けてはいますが)コストにこだわる人にとって
「eMAXIS Slimシリーズ」が最適解となるでしょう。