''現役''銀行員が語るお金の話

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投資信託【仕組み】

先般、株式投資こそが資産運用の王道ですが、個別銘柄投資ではなく、投資信託を活用した投資を推奨した記事を書きました。

資産運用に関して、私が考える王道の株式投資方法は、「世界の株価指数(世界経済)に連動したインデックス投資信託を買うこと」です。

 

今回は、投資信託の仕組みについて書きます。

投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品です。

 

 集めた資金を何に投資するかの判断は、各投資信託の運用方針に基づいて、専門家が行います。

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運用の専門家に運用を託しますが、運用によって得られる利益は当然に、投資家のものとなります。

値上がり益(キャピタルゲイン)、配当(インカムゲイン)のことですね。

 

また株主優待についても、原則、換金可能なものは換金して投資信託の価格(基準価格といいます)に反映されます。

まあ、株主優待は、日本株くらいしかないのですが。。

決して運用会社がネコババしてるわけではありません笑。運用のプロは、きちんと厳格に運用してくれているのです。

 

投資信託のメリットは、①分散して投資できること、②少額から投資できることです。

世界の株価指数に連動する投資信託を買うだけで、世界中の株式に投資することができます。

それも、100円単位で買うことができます。100円投資していったい何が変わるのか、まるで意味がないと言う方もいらっしゃいますが、投資に慣れる、投資を経験するという意味では、すごく意味があることだと思います。

 

一方、デメリットもあります。コストがかかることです。

①購入手数料、保有コスト、③売却(解約)コストがかかることです。

 

①、③は個別銘柄投資でも発生する手数料ですが、②は投資信託特有のコストです。

個別銘柄投資は、個別銘柄を何年保有していようが、保有期間中のコストはかかりません。

対して、投資信託は、専門家に運用を託してますので、専門家への手数料が発生します。運用管理費用(信託報酬)といいます。

 

次回は、投資信託の種類について、書きたいと思います。