''現役''銀行員が語るお金の話

現役銀行員がお金について本音トークします

投資するタイミングについて

商売柄、投資するタイミングについて、意見を求められることがあります。

今は高値圏で推移しているので、買うタイミングではないのですよね?

また下落局面では、今回の暴落は底なしのようだ、まだ買うタイミングではないですよね?などの話をよく聞きます。

 

まとまった資金があるのであれば、各人のリスク許容度(価格下落を受け入れられる範囲)に応じて、株価を気にせず、各人が考える適正金額を買うべき、というのが私の意見です。つまり、いつでもいいのではないか、ということです。

なぜか?以前ご紹介した下図をご覧いただければ、お分かりになるかと思います。

過去~現在まで株式価値は上昇の一途をたどってきました。今後も、株式市場の成長を信じられるのであれば、タイミングなど気にせず、思い立ったタイミングで買うべきだと思います。

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◆まとまった資金がない場合

まとまった資金がない人(私含め大半はそうだと思いますが)は、税制優遇制度(つみたてNISA、iDeCo)を活用して、淡々と毎月買うことが最適解というのが私の考えです。

 

税制優遇制度を使うと、毎月定額で株式などの金融商品を購入することになるかと思います。これをドルコスト平均法といいます。

ドルコスト平均法では、購入金額を変えずに購入します。金融商品の価格が上下するとしても購入金額を変えないということは、購入量を調節するということです。
商品の価格が下がる:購入数量が増え、割安で購入できる
商品の価格が上がる:割高の価格で購入するが、購入数量が減る

このように購入量を調整しながら、積み立てていくことになります。

私自身も、つみたてNISA、きぎょうがたDC(確定拠出年金)でドルコスト平均法を実践しています。2つの制度合計で59,000円/月、708,000円/年、投資に回しています。

毎月、相場を気にせず、淡々と買っていくだけなので、シンプルでいいと思います。

資産も順調に増えていっております。

 

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ドルコスト平均法でつみたて投資を実践する際に、気をつけるべきことは、以下の2点だと考えています。

①つみたてを途中でやめない。

②暴落時に悲観して、途中で売却しない。

 暴落時には、むしろチャンスと捉え、追加購入も検討。

 

優良な商品を、シンプルに、淡々と買い続けることこそが、資産形成につながると信じています。